アタシの✖︎✖︎話

50代のなんやかや

家族

ひとつの章が終わった話 68/1000

久しぶりの投稿になってしまった。 先日めでたくない誕生日を迎えた。心療内科の戸を叩く日もあったが、暑くなり、私は元気になった。真夏生まれのせいか暑いのが好きなのだ。 人生はほとんどが意図しない結果で、望まない結果だが、そこから道が開ける。こ…

自分と向き合う話 63/1000

自分の気持ちと向き合うとは、自分の心の声を聞き、自分の本音を知ること。無視しないこと。 ほとんどの場合、良い気分の時に向き合うことはしないだろう。向き合う必要がないのだ。問題は気持ちがマイナス方向に傾いているとき、傾きそうな時ではないだろう…

100万光年の母親像 60/1000

息子はオムツが外れた時からサッカーをしている。その時から私もサッカー母をしている。 息子の努力を間近で見てきた私は、親の贔屓目も手伝って、息子はすごい結果を残すんじゃないかとか、息子のチームはいつか奇跡を起こすんじゃないかとか、馬鹿みたいな…

誰かの励みになる話 55/1000

10年ほど前に交流のあった生徒さんから連絡が来た。「レッスンを再開したい」とのこと。ありがたいお話でとても嬉しかった。 その方とはひと回り以上年が離れていて、私の方が年下。会わない間に子どもが成長し、私は少し大人になれたかもしれない。 「娘さ…

桜色舞うころの話 54/1000

前回、母に関して物悲しい投稿をしたが母もアタシも元気。 母が来た。母のスマホ機種変から近況報告、仕事やお墓、家族の話などなど夜中までしゃべった。 そして息子サッカーの試合観戦。今月から声援OKなので声が枯れるまで叫んで気分爽快!母は久しぶりの…

ないものねだりの話 53/1000

素敵なお客さまと出会えた。母と同い年で独り住まい。だが共通点はそこまでで、お客さまは母と比べて…どころか一般的な家庭よりも明らかに裕福だ。それを鼻にかけるわけでもなく、日々の話を明るく楽しく話してくれる。 なんの嫌味も皮肉もない。人の痛みも…

さよならお人形の話 46/1000

今日は一日参りの日。 お焚き上げしてもらおうと、思い出の人形を持っていった(写真左端、小さなテーブル脇にある白い紙袋がそれ)。お焚き上げのお礼として、いつも硬貨一枚を置いてくる。 娘が生まれた時に買ったキューピー、プレゼントしてもらったぬいぐ…

子どもに教えられる話 45/1000

子どもといっても私の子どもではない。 これは私の母の話。母の唯一の子どもが私だ。 母はクヨクヨ悩むタイプ。自分の判断に自信がないらしい。年をとって顕著になってきた。 例えば検診。気になることがあって病院に行きたいけれど、最近は調子がいいから来…

走り続ける話 44/1000

仕事のために決勝戦の応援には行けなかった。 試合開始時間を聞いていなかったので、速報を待ちつつも、子どもたちを前にしていたらそんなことも忘れてしまった。 ふと思い出してLINEを見る。 「息子のゴール」 「2点目」 「3点目」 「勝ったー」 勝った? …

Vシネっぽい話 38/1000

息子が救急車で運ばれた。 案外私は冷静だった。 電話をくれた学校の先生の様子から、命に関わる問題ではないことはわかった。頭の傷は出血量が多いことも知っている。さらに私の仕事は中止できない。今から連絡しても子どもたち(生徒)はみんな家を出ている…

不安の話 31/1000

不安とは本当に厄介なものだと思う。 私は基本的にポジティブシンキングで、かつ現実的。起こってもいないことをあれこれ考えるのが大嫌いだ。 しかし、、、やっちまったね。 不安に駆られる年の瀬。 久しぶりに息子と話をする時間が持てたのだけど、彼のお…

サッカー母の話 14/1000

W杯のせいで今日も早く寝られなかった。日本が勝つなんてね…感動。 息子とリビングでサッカー観戦なんて久しぶりだったが、私は悲しい気分。だって息子の「本気のサッカー」はあと1年なのだ。 こんな寂しい話はない。 息子は2歳からサッカーをしている。 私…

父の命日の話 8/1000

昨日は父の命日だった…ので、亡くなったときの話をしようと思う。 父は享年47歳、誕生日が来て4日後だった。私は24歳。 その日はバイトの飲み会で、夜中に自宅に帰った。携帯電話がない時代、同棲していた彼が留守番電話を早く聞けと慌てている。 父の危篤を…

メイクが楽しい話 4/1000

50代の今、メイクが楽しい。 きっかけは分かっている。家族構成が変わったのだ。家族を苦しめていたある人がいなくなり、私たちは4人から3人になった。その時から私は自分の心と向き合い、葛藤しながらもジワジワと開放感が訪れた。そしていつからか封印して…