アタシの✖︎✖︎話

50代のなんやかや

今年の課題 96/1000

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明けましておめでとうございます。

今年も行きつ戻りつ、止まりつしながら、心の平穏を保つためにここに書いていこうと思います。

自分は心の中を整理する作業が好きなんだと思う。うやむやにしておけないし、うやむやの正体を知りたいと思う。他の症例も知りたい。自分とどう違うか、どの程度か、どう対処するか、どう防ぐか。そうやってうやむやの正体を暴き、心の中に置き所を見つける。

これは結構しんどい作業だが、これができればかなり落ち着いて過ごせるようになる。

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自分に起きた問題はそれで良い。

しかしこと子どもに降りかかった問題だと、そうはいかない。悔しい、悲しい、許せない気持ちがまとわりついて、逃れられない。助けてあげられなかった自分にも怒りを感じる。

起きてしまったことはしょうがないー自分はそれで済んでも、子どもにそんな酷いことが言えるか?

子どもが辛い目に遭った事実とどう向き合うか。今年の課題としたい。

責めない 95/1000

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「なんでそんな人と結婚したの?」

母や友人から何度も聞かれ答えに詰まった。責められている気分だ。

時間をかけてやっと答えが出た。

「そんな人だと思わなかった」

バカみたいだがこれに尽きる。そんな人だと知っていたら結婚するわけなかろうと。

責めるのは簡単だ。それで話は終わっても問題は片付かない。相手をますます苦しめるだけ。だから私は渦中にいる人を絶対に責めないと決めている。
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自分自身がまだ渦中なのに、私は誰かの力になりたいと思うようになった。話を聞いてもらうだけで、どれほど心が軽くなるか知っている。

すでに場は用意した。辛い胸の内を吐露する場だ。ある人は勇気づける言葉をかけ、ある人は自分だけじゃないと勇気をもらう。独りよがりと言われても良い。私の自意識過剰で救われる人がいるなら上等だ。

この一年間、駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。ここに書き連ねることで私も救われています。

台風の目 94/1000

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西から東へ越してきたのは、コンピュータの2000年問題がにぎやかだった頃だ。

見知らぬこの地に越してくるには相応の理由と覚悟があった。その上で人生を賭け勝負に出た…と言うのは大袈裟だろうか。フリーランスで働く私には重たい決意だった。

そんな私を応援してくれる人が少なからずいた。私が一歩動くと周囲が十歩動くような気がした。私が円の中心にいてほんの少し向きを変えると、周囲はぐわんと回転するように感じた。

台風の目のようだった。

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一介の主婦が弁先生に依頼するというのは、相応の覚悟がある。周囲にもそう思われているだろう。

私は人生を賭けている。子どもの将来にも関わる問題だ。

私が心からの言葉を発すると、たくさんの言葉が返ってくる。それは励ましや誰かの経験談や、有益情報だったりもする。私はそれらから愛情と力を得る。

相談も受ける。そこに私は心を込めて返答する。

台風の目は愛情を循環させるのだろう。

自家中毒 93/1000

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みなさんお久しぶりーふ。

度々暗い話を吐き出して、読んでるみなさんももうお腹いっぱいかな、と思って吐くのは控えていた。

しかも今は弁護士先生にお願いしている身だ。何でもかんでも大っぴらにするのは良くないだろう。

その上、またしても不快な病に悩まされていた。鬱病ではない「鬱っぽい病」だ。

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弁先生とお会いする以上は話を整理しておかなければいけない。先方の答弁書も届く。過去のノートを読み返し、通帳と照らし合わせ、記憶を細部まで辿る。

これは苦行だ。

気がつくと「私なんて生きてる意味ない」「私がいたら子どもに迷惑かけてしまう」という鬱っぽい病を発症していた。これは言わば自家中毒のようなもので、自分の心のありようで治せるし、発症も防げる。

…という考え方がさらに擬病を悪化させる。自給自足の負のスパイラルの完成だ。

仕事をすることで毎日気持ちを立て直し、ゼロベースに戻ってきた。また書くよ。よろしく。

我慢 92/1000

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あの男の身勝手な言動に負けたくなかった。

世の中には私よりももっと苦しんでる人がいる。戦争、暴力、飢餓、貧困。なぜこの国に生まれたのか、と疑問を持つこともなく死にゆく人もいる。

そんな人たちに比べたら、今の私はなんと恵まれたことか。命を奪われる恐怖に比べたら、私の辛さなど枯れ葉一枚の重みもない。

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でも私は苦しかった。誰かに知ってもらいたかった。

いやいや、それは贅沢だ。

でも辛い。生きることが苦しい。

戦争で命を落とす人の前でそんなことを言えるのか。

わかってる。でも苦しい。なぜこんなに苦しいの?

甘えた考え方をしてるからだ。

私は甘えてるの?我慢が足りないの?

小さな頃から母親に言われただろう。

そうだ、私は我慢が足りない子だった。私が我慢をすればいいんだ。

こうやって苦しいことを胸の奥にしまいこんで、私は元気で、明るくいようとした。長く生きていればいろいろあるよね、と思うようにした。

記憶違い 91/1000

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あまりにも酷すぎたのか、それとも酷いことが多すぎたせいか、妙な記憶違いが発覚したことがあった。

〈私の記憶〉何がきっかけだったのか夜中にあの男が怒り出した。そこへ寝ぼけて起きて来た小学生の娘。娘に向かってあり得ない暴言を吐く男。私はカッとなったが、寝ぼけた娘がそのまま寝てしまえば朝には忘れているのではないか、あれは夢の中の出来事だったと思うのではないか。そう思って娘をベッドに戻した。

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〈娘の記憶〉私たち3人はリビングにいた。娘は中学生ぐらいか。何かのきっかけであの男は怒り出し、娘に向かってあり得ない暴言を吐いた。それを聞いて私は何か叫びながら男につかみかかったらしい。私の性格なら十分あり得る。

この話を聞いて断片的に思い出した。おそらくこっちが真実なのだろう。でも私には「寝ぼけたまま夢の中の出来事にしてほしい」と娘を寝室に連れて行った記憶もある。酷すぎて封じ込めた出来事がまだありそうだ。

解散 90/1000

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突然、イヤな記憶が蘇ることがある。そのまま永遠の眠りについていればいいものを、何かのきっかけで私の体内で暴れ出す。

「こんな家族はもう解散だ」

理不尽な要求に抵抗している私たちが気に入らないのだろう。そんなことを何度か言われた。

子どもたちの前でも言った。ただでさえ親の言うことを聞かない、思春期の子どもたちだ。そんな酷い言葉を投げかけて一体何になるのだろう。

子どもたちも、今の私のように突然思い出すのだろうか。そう思うといたたまれない気持ちになる。

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いつもの言い争いのあと、勢いに任せて私が口走ってしまった。

どうせ解散なんでしょ。解散って言えばいいじゃん。

あの男は猛烈に怒り、私を責めた。なんて酷いことを言うんだ、と。私は自分の衝動を抑えるのに必死だった。だから心の中で何度も何度も彼を殺した。

彼の中で一連の出来事は、私のひどい暴言で幕を閉じただろう。

だが私はこのことを絶対に忘れない。