息子はオムツが外れた時からサッカーをしている。その時から私もサッカー母をしている。
息子の努力を間近で見てきた私は、親の贔屓目も手伝って、息子はすごい結果を残すんじゃないかとか、息子のチームはいつか奇跡を起こすんじゃないかとか、馬鹿みたいなことを妄想し続けるバカな母親だ。
そんな都合のいい話はない。知ってるよ。
思い通りの結果が得られないまま、彼のサッカー人生の幕引きが近づいている。
かつてのサッカー仲間の活躍をチラホラ聞く。メディアで取り上げられた子もいる。とても嬉しく、とても寂しい。つまりうらやましい。
息子はどう思っているのだろうか…こんな複雑な気持ちになっているのは私だけで、案外本人は割り切って前を向いているのかもしれない。
ソウダッタライイナ。
無意味なことをグズグズと考え続ける自分。私が描くカッコいい母親像からは100万光年も離れている。これが母の日に描いたセルフイメージ。
