過去映画 61/1000
「恋人までの距離」1995年
過去に観て良かった作品。
およそ恋愛映画には興味を持たないまま大人になった私だが、この映画には胸がキュンキュンとしっぱなしで、寿命が縮んだ気がする。
主人公の女性を演じたのはジュリー・デルビー。…知らないです、ごめんなさい。
男性の方はイーサン・ホーク。名前は知ってる…けどなんの印象もない、ごめんなさい。
そんなわけで何ひとつ予備知識も期待もなく観たのが結果的に良かったのだと思う。リアルな世界の見知らぬ男女が恋に堕ちる様子を目撃してしまった気分だ。
人は偶然を積み重ねて生きている。出会いも別れも好きも嫌いも数多の人間のチョイスの結果であり、別の結果につながる過程である。責任も後悔も必要ない。あぁそうだったのか、と受け入れるだけだ。
…とこれは外野の話。恋愛当事者は早鐘のように喜怒哀楽を繰り返し溺れる。そんな恋愛の醍醐味を私に疑似体験させてくれる作品だった。