「ラストエンペラー」1988年
あっという間の3時間。
歴史に超ウトい私。昔見た時は幼児並みの知識しかなかったので、ほとんど理解出来なかった。小学校高学年程度の知識量になった今はわかる。年をとったおかげで、時代に翻弄される人間の哀しみもわかる。
皇帝の後継として有無を言わさず祭り上げられ、信じる人も愛する人もいない世界で何を支えに生きていたのだろうか。よくぞ60代まで生き抜いたと思う。(最期は病死だったらしい)
乳母との別れ、母との別れ、教師との別れ、妻との別れ、心を預ける相手がいない。甘やかされて育ったはずの彼に生き抜く知恵と力を与えたのは誰だったのだろうか。。
ベルトルッチはなぜこんな難解なテーマを選んだのか。情報統制されていないのか。。
今回もキネカ大森。「薔薇の名前」と思い込んでチケット買っていた自分に驚き。どうりでポスターがなかったわけだ!どちらも観に行く予定だったので無問題。