「コーダ あいのうた」(220706)
codaとは聞こえない親を持つ聞こえる子どものこと。劇中のルビーのように、生まれながらに通訳の役割を背負っている子がほとんどでしょう。
歌を歌いたい、音楽の道に進みたい。そんなルビーの夢を応援してくれる家族はいない。だってみんな歌を知らないから…。
音のない世界で娘の歌を聴いたお父さん。深い感動のシーンでした。あの沈黙の時間に私の泣き声が響き渡るんじゃないかとヒヤヒヤでした。
余談ですが、ルビーの両親役とお兄さん役の方は実際の聾唖者だそう。
お母さん役の方は昔アカデミー主演女優賞を受賞したことがあり、それに感銘を受けて俳優を志したのがお父さん役の方なんだそうです。
その2人が聾唖の夫婦として共演!聾唖の俳優を起用することにこだわった監督の執念もあったそうです。
今月もキネカ大森。会員になりました。とても良い作品を上映してくれてありがとうございました。