私の中のアート 66/1000
ゴッホ「星月夜」
100均でこんな折り紙が買えるなんて!
ゴッホが好き過ぎて、相性診断までした高校生の自分。大学では近代美術の授業が好きで、教授とウマが合ったのか後期印象派のレポートは成績が良かった。
「星月夜」が見たくて学生時代にニューヨーク近代美術館に行った。貧乏学生にしては英断だったと自分を褒めたい。
ゴッホの精神状態に呼応した筆づかいを見ると胸が傷んだ。重苦しい作品に囲まれると気分が悪くなった。彼の人生を思うと、どこかに救いはなかったのかと思う。
ゴッホの生涯を描いた映画「永遠の門」。仕事と子育てに追われた数十年の間にゴッホ情報はアップデートされて、驚くべき話が繰り出された(真偽は不明)。
偉大な作品を生み出すためには、人生をも引き換えにしなければいけなかったのか。関連商品が溢れている現代を見て、ゴッホ自身はどう思うのだろう。幸せなら、それでいい。私もその恩恵にあずかる一人だ。