アタシの✖︎✖︎話

50代のなんやかや

便利を返上する話 37/1000

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靴ひも、キラキラ糸で編みました。満足満足。

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もう13年もお世話になっている駅前の美容院。担当者さんもずっと同じだが、今日が最後のカットだった。

彼はいよいよご実家のお店を継がれる。はるか遠方で田舎だ。

都会での生活は手間ひまを惜しんで「便利」を受け取っている。でもこの便利は貧相だ。不便なところでの手間や時間には、思いやりや工夫や空間がある。彼は便利さを返上して、故郷で豊かさを受け取る英断をした。一家を背負い、お店を任される大人の男の決断だ。簡単ではなかっただろう。まぁ、ご本人は軽やかに語るのだが。

私は数年前からその話を聞いていて、ついにその時が来たか、とふんどしを締め直す…わけではないが心した。また美容院ジプシーが始まる予感。客は店ではなくスタッフに付いているのだ。

兎にも角にも心からの大拍手と応援を贈りたい。人との繋がりを大切にされている方だからきっと大丈夫。ありがとうございました。